訪問看護

訪問看護は訪問介護と同様に利用者の自宅にて行われるサービスです。訪問介護との違い等から訪問介護がどのようなサービスなのかご紹介いたします。

訪問看護とは

訪問看護とは介護保険における居宅サービスにあたり、介護給付、及び予防給付により受けることができるサービスです。

通院が困難な人に対して主治医の指示があった場合に、看護師等が利用者の自宅を訪問して療養するための介助や、診療のサポートを行うサービスです。

訪問看護の歴史

訪問看護事業が盛んに行われるようになったのは1970年代からであり、1970年(昭和45年)に高齢化社会の目安でもある老年人口比率(高齢者の人口比率)が7%を超えたことが大きな要因であると思われます。

病院のベッド数不足等の問題もあり、比較的症状の安定している高齢患者に対し自宅での療養を行うためのサービスとして確立され現在にいたります。

訪問看護を行う人

訪問看護は、診療サポート等医療に関わる仕事になりますので、医療系有資格者である看護師、理学療法士、作業療法士、保健師、助産師、言語聴覚師等により行われます。

訪問看護により受けられるサービス

訪問看護では、主治医の指示の下で看護師等が、血圧等の健康状態の確認、床ずれ等の医療的処置、酸素吸入器等の医療器具の確認や管理、日常生活を送れるよう身体機能回復の為のリハビリテーション、食事や排泄等の介助といった直接的な看護行為が受けることができます。

また、利用者の精神的不安解消の為の心のケアや、福祉用具の利用方法指導や導入アドバイス、他の居宅サービスの利用方法のアドバイス等幅広いサービスを受けることができます。

訪問看護と訪問介護の違い

訪問看護の主目的として利用者に対する医療行為があります。もちろん病院の医師と同様の診療を受けることはできませんが、入院安定期の定期的な経過観察、体調確認等の行為は行うことができます。

訪問介護と比べると時間単位の料金が訪問看護の方が高いので、訪問介護と使い分けて利用することにより、自宅にて安定した療養生活を送ることができます。

訪問看護ステーション

訪問看護を行う看護師等は通常の病院等の医療機関や、また看護ステーションから利用者の自宅に訪問します。

医療機関の訪問看護は主にその病院がかかりつけの利用者に対して訪問看護を行うのに対して、看護ステーションとは訪問看護を主に行う施設であり、かかりつけの病院が訪問看護を行っていない等の場合に、かかりつけの主治医の指示があれば看護ステーションからの看護師による訪問看護を受けることができます。

訪問看護ステーションは全国にありまして、24時間看護師が常駐している看護ステーションも珍しくはありません。

介護保険以外の訪問看護

訪問看護サービスは介護保険の給付を受けていなくても、医療保険の利用や、全額自己負担で利用することもできます。

休日、24時間対応の訪問看護ステーションも存在はしますが、看護師不足の問題により運営が維持できずに廃業してしまう訪問看護ステーションも少なくはありません。今後高齢者はさらに増加していくと思われます。

また病院、訪問看護ステーション、高齢者介護施設等と受け口の多数ある状況等を考えても、看護師が足りないという問題は安定した医療行為を受けることができない可能性も含んでおりますので、早急な対応が必要な問題だと思います。